今日は、日本語・英語・フランス語・ドイツ語のマルチリンガルのyukiさんが「英語を英語のまま理解する」ために使った、Grammar in Useの評価を本音で語ってもらいました。
あなたがオススメしたい英語教材は?
yukiさん、オススメの英語教材を教えてください!
私がオススメしたいのは「Grammar in Use」です。
- 教材タイプ:参考書
- 学習できる内容:英文法
- 愛用歴:約8年
- サービス名:Grammar in Use
- 料金:3,532円(Amazon価格)
Grammar in Useを選んだきっかけは?
なぜyukiさんは「Grammar in Use」を選んだんですか?
英語中級あたりで、文法の使い分けやニュアンスの違いについて悩むことが増えたからですね。
手持ちの文法書(日本語で解説)では、日本語を通すことで逆に要点が掴みにくいこともよくあったんです。さらに、各文法項目で5問程度の練習問題では自分の理解度が把握しづらく、いまいち身についている気がしませんでした。
私もそうそうでしたが、文法って成果が見えにくいですよね。
ある日、会話でその文法を使うのを避け始めたことに気づき「さすがにそれはまずい」と思って友人に相談したところ、紹介してもらったのがきっかけです。
紹介してくれたのは英会話学校講師のイギリス人友人なのですが「すべて英語で解説している方が理解しやすいはず」とこのシリーズを紹介しくれました。
Grammar in Useを選んだ理由は?
いくつもの文法書がある中で、なぜGrammar in Useを選んだんですか?
友人講師はIELTS対策も担当していたため、その友人が教えてくれるのだから間違いはないはずだろうというのが理由ですね(笑)
日本語を介さないスタイルや、レベルに合ったシンプルな英文解説も頭にすっと入ってきて理解できたのも大きかったです。また、もともとフランス語をフランス語で習得した経験があり、原語で学ぶことに抵抗がなかったのも一理あるのかもしれません。
他にも何か選んだ理由はあったんですか?
私自身、口語調の文法参考書が苦手(筆者の雰囲気に引っ張られて、要点が入ってこない)なので、この簡潔さがピッタリでした。練習問題が多いところも選んだポイントです。
私自身「解説はほどほどに理解したら、例文や練習問題でその感覚を身につける」という学習スタイルなので、Grammar in Useの見開き1ページ文法、1ページ練習問題というバランスが気に入っています。
Grammar in Useの好きなところは?
yukiさんは「Grammar in Use」のどんな所が好きなんですか?
やはり、英語解説がシンプルでわかりやすいというところですね。日本語を介するより頭に入りやすいので、理解度が深いと感じています。
また初級、中級、上級とシリーズがあるので、苦手な文法項目は各レベルを通して確認できるところです。レベルごとに解説が違うので、必要に応じてレベルを往来できるため理解が深められます。
なるほど、レベルごとに解説が違うのは面白いですね。
例えば、今上級を進めていても、苦手な文法を遡ると初級で解説してあることを把握できていなかったっていうこともあるんです。
英語を指導する際にも、レベルに応じて必要・不要な解説が判断できる指針にもなってありがたいです。(熱が入ってついつい難しいことまで説明してしまいがちなので…)
たしかに、指導の幅が広がるのはよいメリットですね。
他には、実力試しのテストも便利ですね。各文法項目別に理解度が判別できるので、理解が弱い文法から取り組めます。
すでに理解している、使えるようになっている文法は改めて学習不要だと考えているので、時間を効率的に使えるのが嬉しいです。
Grammar in Useが他の教材よりも優れているところは?
「Grammar in Use」が他の教材よりも優れている点はどこですか?
初級からすべて英語で解説されている点です。
英語圏の英会話学校で利用されているため、様々な言語体系の人でも理解しやすいシンプルな解説です。初級段階でもわかりやすい、レベルに合った無駄のない解説だと思います。
たしかに、英語で解説されている本はすべて難しいという印象があるので、初級でも英語で学べるのは大きいですね。
あとは、アメリカ英語版とイギリス英語版がある点。
内容に大きな違いはありませんが、特にイギリス英語で学びたい人、イギリス英語の音に慣れたい人には嬉しいかと思います。(日本の文法教材でイギリス英語ベースのものはないのでは?)ebook版だと音声付きでスピーキングや発音の練習にもなります。また、新版はイギリス英語バージョンから販売されます。
Grammar in Useを使った結果、何が変わった?
Grammar in Useを使ってみて、何か変わりましたか?
文法の理解が早く深くなったことですね。
英語を英語で理解する感覚が確実に身につきました。これは、英文記事の読解や英会話の基礎スキルになっています。
英語を英語のまま理解する力がついて、具体的にどんな変化がありましたか?
得られる情報量も増えましたね。
文法用語などすべて英語なので、その用語でYouTubeやネット検索すると求めていた解説にあたる可能性が高くなります。仕事や趣味関連の情報も英語で検索することで、世界中から最新の情報が集められるのが利点ですね。
たしかに、日本語よりも英語の方が情報量多そうですもんね。
Grammar in Useはどんな人にオススメしたい?
Grammar in Useは、どんな人にオススメですか?
レベル問わずいろんな方におすすめしたいです。「英語で解説」というと初級でもハードルが高い気がしますが、実は簡潔でわかりやすいんです。
具体的にはこんな方におすすめです。
- 中学英文法をひととおり終わらせた人けど、英語を使う感覚にピンとこない人
- 文法や表現の微妙なニュアンスを感覚的に理解するに達したい人
- 文法を理解し要点をおさえたら、あとは多くの練習問題で文法の感覚を身につけたい人
- 英語を英語で考えるってどういうこと?と思っている人(英語脳を作ってみたい人)
- 初級・中級・上級と統一したスタイルで学びたい人
- 日本語解説の文法書の解説にいまいちしっくりこない人
- 日本語解説の小さなニュアンスに引っかかる人
- 口語調の文法解説が苦手な人
Grammar in Useはどのレベルを選べばいいですか?
Grammar in Useには、初級・中級・上級がありますが、それぞれどんなレベルや悩みを抱えている人におすすめですか?
初級は、英文法はなんとなく覚えてるけれど、単語単発でしか発話できないレベルの人におすすめです。
初級から英語解説!?と尻込みするかもしれませんが、初級の前半はやさしい英語で解説文も少なめ。絵も多いのでビジュアルで直感的に理解しやすいです。
英文法をほぼ覚えていない人は、どうすれば・・・。
逆に、アルファベットを見るのも嫌だ、英語に抵抗がある!という方は無理にここから始めずに、日本語解説の中学英語レベルの文法書から始めるのがおすすめです。
では、中級はどんな人におすすめですか?
中級は、学校ではあまり取り上げられなかった文法の使い方の違いをネイティブの感覚で使い分けたい人におすすめです。
willとbe going to の違い、to と forの違いなどです。
違いを使い分けることで、相手の意図を正しく理解し、あなたの言いたいことも正しく伝わります。英語を英語で学べるため英語脳を鍛えたい人にもおすすめですね。中級までの知識があれば、英語を英語で学ぶのは難しくないはずです。
では、上級はどんな人におすすめですか?
上級は、ネイティブ感覚の文法の使い分けを極めたい人、TOEICで800点、900点以上の高得点を狙いたい人におすすめです。
文法項目は中級と被っていますが、解説がより深く上級用のプラスアルファの情報があります。高いレベルでの様々な文法項目の使い分けが解説されているので、スピーキングでもライティングでも自ら発信する必要がある人にとっては表現方法を増やせるはずです。
もし「Grammar in Use」がなかったら、どの教材を使う?
もし「Grammar in Use」がなかったら、どの教材で勉強していたと思いますか?
表現のための実践ロイヤル英文法です(※他の教材が思い浮かばなかったので、Grammar in Useの補填教材として利用している本)。
理由は、高校レベルの知識があるのをベースに解説している教材が欲しかったからです。解説が簡潔な文体であること、豊富で現実的な例文と自然な日本語訳が読み進めやすいです。痒いところに手が届く補足説明も秀逸だと思います。
「Grammar in Use」をオススメしてくれた人
yukiさん「Grammar in Use」を教えてくれてありがとうございます。
英語を英語のまま理解する感覚を養いたい人に「Grammar in Use」はおすすめです。
- 名前:yuki
- 運営サイト:言語はつづくよ、どこまでも。