金のフレーズと黒のフレーズは、何が違いますか?
金のフレーズより上級の単語を学べるのが黒のフレーズです。
金のフレーズを覚えたとしても、TOEICテストではまだ知らない単語はありますよね。そのため、金フレ以上の単語帳は必要なのかと悩む気持ちもわかります。
ただ結論、TOEIC800点までは金のフレーズで十分です。
900点以上を目指すのであれば、知らない単語に出会った時にExcelにまとめたり、黒のフレーズを購入するのがオススメです。
この記事では、金フレと黒フレの違いを解説するので、本当に黒のフレーズが必要なのかを知ることができます。
【概要】金のフレーズと黒のフレーズとは?
金のフレーズとは?
金のフレーズとは、TOEICに特化した単語帳で、Amazonでもベストセラーになるくらい人気です。
金のフレーズに収録されている単語は、本当にテストに出るため「あ、また金フレで覚えた単語だ」と助けられた経験が何度もあります。
金のフレーズの概要をもっと知りたい人は、TOEIC850点が金のフレーズの概要から評価まで徹底解説!を参考にしてください。
黒のフレーズとは?
黒のフレーズとは、金のフレーズの姉妹本で、よりレベルが高い単語帳です。
黒のフレーズを覚えることで、金フレでは対応できない上級単語が身に付き、単語でつまづくことはほぼなくなります。
金のフレーズと黒のフレーズはどっちがオススメ?
金のフレーズと黒のフレーズのどちらかを選ぶなら、金フレの方がオススメです。
なんで金のフレーズのほうがオススメなの?
黒のフレーズの単語レベルは高いですが、まずは基礎的な頻出単語を覚えるのが先です。特にTOEIC800点を目指している人は。
黒のフレーズは金フレ後の1冊
金のフレーズを完璧にしても「まだ単語力が足りない」と思うなら、黒のフレーズがオススメです。
黒のフレーズでは、ガツンと上級単語の壁を感じるので、金フレでマンネリを感じている人にちょうど良いと思います。
とはいえ、金フレの次の単語帳を探しているなら、金フレの次の単語帳は?3つの教材を比較を参考にしてください。
【比較】金のフレーズと黒のフレーズの違いは?
金フレと黒フレの違いを解説します。
金のフレーズ | 黒のフレーズ | |
レベル | 500点~ | 600点~ |
目標 | 800点 | 900点~ |
構成 | フレーズ | フレーズ |
単語数 | 1443+a | 1000語+a |
出版 | 2017年 | 2020年 |
値段 | 979円 | 935円 |
金フレと黒フレのレベル感は?
金フレはTOEIC500点以上、黒のフレーズは600点以上のレベル想定となっています。
金のフレーズ | TOEIC500点~ |
黒のフレーズ | TOEIC600~800点 |
ですが、2つの単語帳を使った感想を言うと、レベル感はこんな感じです。
金のフレーズ | TOEIC400点~ |
黒のフレーズ | TOEIC800点~ |
黒フレは、1番低いレベルの単語で600~800点ですが、個人的には800点ないときついと思いました。
例えば、黒のフレーズの最初の単語は”advocate”ですが、金フレだと860点レベルの単語として掲載されています。
なので黒のフレーズは、TOEIC800点を超えた人が検討するレベル感です。
金フレと黒フレで目指せるスコアは?
金のフレーズはTOEIC800点、黒のフレーズはTOEIC900点以上を目指せると思います。
金のフレーズ | TOEIC800点 |
黒のフレーズ | TOEIC900点~ |
ですが、あくまでも単語力だけの話です。
スコアアップには、文法や速読なども鍛える必要があります。金フレと黒フレで鍛えられるのは語彙力なので、平行して文法や各パート対策してください。
金フレと黒フレの構成は?
金のフレーズと黒のフレーズは、どちらもフレーズで構成されています。
金のフレーズ | フレーズ |
黒のフレーズ | フレーズ |
金のフレーズ
金のフレーズは、左ページに例文、右ページに単語とアドバイス(関連語や類義語)で構成されています。
黒のフレーズ
黒のフレーズの構成も、金のフレーズと全く一緒です。
金フレと黒フレの構成の違い
金のフレーズは、同じページにある単語は、全て同じレベル帯の単語です。
一方で黒のフレーズは、同じページの単語でもレベルは異なり、下に行くほどレベルの高い単語になります。
1~3の単語 | TOEIC600~800点 |
4~6の単語 | TOEIC800~900点 |
7、8の単語 | TOEIC900~950点 |
9、10の単語 | TOEIC950~990点 |
筆者は「自身の無い人は、上から3つの単語だけやって次のページに進む」と書いていますが、私はこの構成が好きではありません。
正直、黒のフレーズも金フレと同じようにレベルの同じ単語でまとめてほしかったです。
金フレと黒フレで学べる単語数は?
金のフレーズは、見出し1000語+重要443語+a(関連語・類義語)で構成されています。
600点レべル | 400語 |
730点レベル | 300語 |
860点レベル | 200語 |
990点レベル | 100語 |
パート1 重要語 | 100語 |
部署・職業・専攻名 | 95語 |
前置詞・接続詞・接続副詞 | 40語 |
多義語 | 88語 |
定型表現 | 120語 |
合計 | 1443語+a |
黒のフレーズは、見出し1000語+a(関連語・類義語)で構成されています。
Round 1 | 200語 |
Round 2 | 200語 |
Round 3 | 200語 |
Round 4 | 200語 |
Round 5 | 200語 |
合計 | 1000語+a |
金フレのような重要語(パート1特集)はないので少し単語数は少ないですが、ボリュームは十分です。
金フレと黒フレの重複単語は?
金フレと黒フレの単語は少し重複していますが、正確な数は数えていないのでわかりません。
黒フレの1ページ目だけで言うと、10単語中6単語は金フレと重複していました。
advocate | 重複 |
deliberation | 重複 |
sophisticated | 重複 |
appreciative | 重複 |
comprehensible | 黒フレのみ |
dominate | 重複 |
ambiguous | 重複 |
discrepancy | 黒フレのみ |
adamant | 黒フレのみ |
compelling | 黒フレのみ |
とはいえ金フレと黒フレで重複してても、異なる使い方を解説しているため、気にしなくて大丈夫です。
金フレと黒フレの出版年数は?
金のフレーズは2017年、黒のフレーズは2020年に出版されています。
金のフレーズ | 2017年 |
黒のフレーズ | 2020年 |
金のフレーズは、2012年に初めて出版されて、そこから何度もバージョンUPしてます。
黒フレは「600~990点」を目指す上級者向けの単語帳が無いことに、最近著者が気づいて作成したらしいです。
金フレと黒のフレーズのサイズ感は?
金フレも黒フレも手のひらサイズです、持ち運びも楽なので、外出先でも学習することができます。
金フレと黒フレの値段は?
金フレは979円、黒のフレーズは935円です。
金のフレーズ | 979円 |
黒のフレーズ | 935円 |
仮に2冊購入しても2,000円以内なので、お財布に優しいです。
金のフレーズと黒のフレーズはどっちがオススメ?
黒のフレーズがオススメな人
- 金フレの次の単語帳を探している
- 知らない単語を無くしたい
- 金フレに飽きてきた
- TOEIC900点以上が目標
黒のフレーズは、金フレを終えて「知らない単語を無くしたい」人にオススメです。とは言え「金フレ+問題を解いて知らない単語を覚える」でも、単語力的には十分なので、単語以外の対策をするのもありです。
金のフレーズがオススメな人
- TOEIC用の単語を学びたい人
- パート5・6が苦手な人
- 高校レベルの単語を覚えている人
- 単語だけを学びたい人
- TOEIC400~
金のフレーズは、高校基礎レベルの単語を覚え、TOEIC用の単語を覚えたい人にオススメです。
まとめ
黒のフレーズは、金フレを終えて「次の1冊」に迷ったら候補に入れてみてください。黒のフレーズはTOEIC800点以上の人、それまでは金のフレーズの単語を完璧にすることをオススメします。