世界で1億人以上が登録し、1番利用されている外国語学習アプリ「Duolingo」。今日は、Duolingoで学べる5つのコンテンツを解説します。
Duolingoを始めるか迷っている人は参考にしてください。
【概要】Duolingoで学べることは?
Duolingoでは、4技能(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)を満遍なく学ぶことができ、基本無料で最後まで学習をすることができます。
Duolingoは韓国語や中国語、フランス語も学習でき、さらに英語で学習する場合、39もの言語を学ぶことが可能です。
duolingoで学べること一覧
- 単語
- 文法
- リスニング
- スピーキング
単語
Duolingoの単語学習は、同じ単語でも穴埋めや発音、英文で覚えるなど、さまざまな形でも覚えます。そのため、記憶に残りやすく、定着率が高いのが特徴です。
デメリットは、単語帳という機能はないため、周回して覚えるみたいなやり方が好きな人にはあわないかもしれません。あと単語レベルは高くありませんん。
あくまでも英語学習初心者が、中学英語程度の基礎レベルの約2000単語をつけるために活用するものと考えるのがオススメです。
基礎レベルの英単語はDuolingoだけでも十分です。ただ、より語彙力をつけたい場合は、自分が身につけたいジャンルの単語帳やアプリを利用するのがオススメです。
Duolingoの良さは、文章で学ぶことができるため、単語の使い方を使いながら覚えられることです。あと音声も一緒に学べるのは、デジタル英語教材のメリットかなと思います。
文法
Duolingoの文法は少し変わっていて、文法の解説の解説はありません。
問題を解き進めていく中で、自分で法則性を見つけ「いつの間にか文法を理解できている」という学び方です。
単語学習はDuolingoだけでは不十分かもしれませんが、文法はDuolingoでの学習だけでも十分です。日常会話では困らないレベルの文法は習得できます。文法に関しても、繰り返し学習ができるため、使い方をしっかり定着させることができます。
文法は主語と述語の関係性という英語の最も基礎となるレベルから、関係代名詞など高校レベルの文法まで網羅しています。そのため、英語が全く分からないという人でも無理なく学習を進め、着実に力をつけることができると思います。
Duolingoは暗黙的学習
Duolingoでは、暗黙的学習という言語学習のスタイルをとっています。
暗黙的学習とは、人が母国語をいつの間にか話せるようになる言語習得方法です。多くの文章、音声に触れることで、直感的に英語を理解できるようになるので、英文の作成を短時間でできるようになるという特徴があります。
日本語を1から学んでいなくても、日本語を話せるように、英語も使いながら覚える学習方法です。
Duolingでは、合計4000近いレッスンがあります(1レッスンあたり3〜5分程度)。その中で自分で法則性を見つけるという学習方法のため、よりしっかり知識が定着していきます。
リスニング
Duolingoのリスニングは、聞き取れた文章を選択肢から並べ替える学習スタイルです。
Duolingoは、0.7倍速に速さを変更できるので、初心者にも安心してリスニングをすることができます。
またDuolingoでは、年齢性別関係なく、音声が聞けるというのは大きなメリットです。
英語を実際に使う場合も、あらゆる方と会話の機会がありますよね。若い男性の声だけで学習をすると、その音声に耳が慣れてしまうため、年齢性別関係なく、音声が聞けるというのは大きなメリットです。
あとは、低速モードでしっかり聞き取ることで、単語同士のつながり(リエゾン)を意識したリスニングができるようになります。
リエゾンとは、単語同士が繋がって、1つの単語に聞こえる音の変化です。
リエゾンは、単語が子音で終わり、次の単語が母音から始まる場合、この2つの音は繋がります。
“in a minute” をイン・ア・ミニッツではなく、イナミニッのように1つの単語のように発音。
常に母音と子音の組み合わせで構成されている日本語にはない現象なので、リスニングが苦手という方は、低速モードを活用して、リエゾンに耳を慣れさせるとよいでしょう。
無料版と有料版の違い
無料版でもリスニングの学習は可能ですが、有料版ではリスニングに特化したコースを受講可能です。無料版では、他のレッスンの中にリスニングのレッスンが含まれている形になりますが、有料版ではリスニングレッスンだけをまとめたコースが受講できるようになります。
リスニングだけ勉強したいという人は、有料版の方が使いやすいかもしれません。
スピーキング
Duolingのスピーイングは、最初に手本となる音声が流れて、マイクを通して自分の発音を正誤判定してもらいます。
Duolingoでもスピーイングの練習になりますが、発音の採点はまだまだ改善が必要な気がします。
スピーキングの学習では、真似する文章を低速で聞くことはできませんが、繰り返し再生することができるので、うまく発音できない場合は、繰り返し何度も耳を澄まして音のつながりを確認して発音してみてください。発音は急に上達することはありませんが、リエゾンを意識するだけでも、格段に成長が見られると思います。
まとめ
Duolingoは、英語学習アプリとしておすすめのアプリです。しかし、広く浅く学習するというスタイルなので、Duolingoだけでなく、他のアプリや教材と併用することをおすすめします。
実際に、外国人の友人はDuolingoで、日本語を勉強しています。
しかし、あくまでも旅行で話す程度の日本語しか話せません。より本格的に学習したいという人は、Duolingoで基本的な文法を学んで、他の教材でより深く学習を進めているようです。
またDuolingoの特徴として、ゲームをしているように英語学習ができるという点があげられます。ですので、なにから英語を勉強したらよいか分からない、モチベーションが保てないという人には、英語学習の指針となってくれると思います。